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2006留学レポート vol.2

7月26日(水) ファームステイ1日目

今日から2日間、全員でGUMNUTS(ガムナッツ)という農場でファームステイだ。海も山も楽しめるのがゴールドコーストの醍醐味。サーファーズで集合して、さあ出発。サーファーズからバスに乗ること約40分、ファームに到着。あたりはすっかり山の中。この農場は128エーカー(約16万坪)もある。と言われても大きさがピンとこない。とにかく広い。どこまでがファームなのかがわからない。宿泊施設は決して快適とは言えないが、いかにもファームといった趣が漂う。すぐ近くで野生のワラビーの親子が姿を見せてくれた。ここには60頭のサラブレッド(競走馬)がのびのび、のんびりと暮らしている。さあ今日から2日間、日本では決して味わうことのできない、本来のオージー(OZ)生活の体験だ。都会っ子たち、大丈夫かな?

羊の毛刈り

大きな小屋(?)で「Sheep Shearing(羊の毛刈り)」を見せてもらった。見た目にやや怖いこのおじさんは、羊の毛刈り暦50年という超ベテランで、あたりで一番の腕前だそうだ。ちょっと失礼だが、このおじさん、若干歯も抜けており、なまりもきついので、彼の英語はなかなか聞き取りにくい。別のオーストラリア人スタッフに標準英語で通訳をしてもらいながら、羊の毛刈りの歴史や方法などの説明を受ける。羊もこのおじさんの手にかかると、あきらめたのかあばれもしない。あざやかな手つきでどんどん刈っていく。途中、希望者に毛刈りを体験させてくれた。羊の毛は結構油分を含んでおり、独特の匂いがする。このオイルで作ったクリームも塗らせてくれた。ちなみに、羊1頭の毛刈りをすると、約2ドルのお金になるそうだ。この名人のおじさん、調子がいいと、1日に200頭もの羊の毛刈りができるそうだ。よく腰が痛くならないものだ。

動物との触れ合い

ファームで飼われている子ヤギたちにミルクや野菜をあげた。次に、いたるところにいる馬たちに近づき、撫でたりして触れ合った。とにかく馬は大きいので、最初は何人もの子どもたちがびびっていた。でもすぐに馬の愛らしさに魅了され、みんな優しい目で馬を撫で、馬もまた安心して身を任せるようになった。これって、ある意味「癒し」なのでは?明日はみんな乗馬に挑戦だ。

楽しい夕食

夜になり、待ちに待った夕食。今日のメインはファーム伝統の「シチュー」。屋内のテーブルで食べてもいいし、屋外でキャンプファイヤーを囲んで食べてもOK。夕食をとりながら、みんなでワイワイガヤガヤ話をし、一気に全員の距離が縮まった。15人が一つのグループになった気がする。
あたりは漆黒の闇夜。キャンプファイヤーからせいぜい10mくらいしか明かりが届かない。昼間は多少雲が多かったが、夜になりすっかり雲が消えた。見上げれば満天の星空。天の川も見える。日本では見ることのできない星空にみんな感動。しかも待望の「本物の Southern Cross(南十字星):オーストラリア国旗にも描かれている」が見える!もっと明るく光る「ニセの南十字星」を本物と勘違いしている旅行者は多い。我々はしっかりこの眼で本物を見ることができた。ラッキーだ。

そして更にうれしい珍客の登場だ。オーストラリア特有の夜行性有袋類「ポッサム」の一家だ。3頭のポッサムが我々に近づいてきてくれたのだ。野生のポッサムに触ることができた子も何人かいた。とても貴重な体験だ。こんなことはめったにない。本当にラッキーだった。この日は夜遅くまで、みんなで語り、遊び、本当に楽しい一日だった。

7月27日(木)ファームステイ2日目

朝食後、広大な草原で(いたるところに馬の糞が落ちているが)、「ブーメラン」と「ムチ」に挑戦だ。インストラクターから、ブーメランの投げ方を習う。風上よりやや右方向に投げると戻ってくる。みんな夢中で投げた。
同時に「ムチの鳴らし方」も習う。これは結構難しく、なかなかうまく鳴らない。徐々に何人もの子どもたちが鳴らせるようになってきた。山間に爆竹にも似た快音が鳴り響く。高1のCさんはバドミントン部で手首のスナップの使い方が上手いのか、「パチン」 「パチン」と見事に快音を響かせていた。うまくスイングしないとムチが足や背中に当たって結構痛い。ファームならではの楽しい体験だ。

農場を満喫

「牛の乳搾り」も体験した。みんな案外上手にできた。温かくて甘いミルクを直接飲んだ者もいた。
次に、チーム対抗で「Low Ropes」というロープを使ったアスレチックを体験した。ロープでバランスをとるのは結構難しく、握力や腕力も必要だ。足が地面に着いたらもう一度スタート地点からやり直し。落ちそうになったら、チームメイトが支え、ゴールを目指す。結構盛り上がり、いい汗をかいた。

いよいよファームステイ最後のイベント「乗馬」だ。日本ではなかなか馬に乗る環境がない。今回初めてという子がほとんどだ。インストラクターから各自馬の扱い方を習い、早速編隊を組んで1時間強の乗馬に出かける。馬場をグルグル回るのではなく、自然のブッシュに馬で入っていく。ブッシュ内は、アップダウンもあるが、雄大な景色を楽しみ、森林浴気分も味わいながらのライディングだ。1時間後帰って来たときには、みんな背筋をびしっと伸ばし、なかなか堂々と馬に乗っていた。馬はしゃべらないけれど、1時間の間にきっとみんなと心のコミュニケーションができていたと思う。

2日間のファームステイを終えて

GUMNUTSでの2日間のファームステイもあっという間に終わってしまった。もっと馬に乗りたい、もう少しムチが上手になりたいという思いを胸にファームともお別れ。大自然体験を通して、ひとつにまとまった15人の笑顔が輝いている。週末(土・日)はホストファミリーと過ごす。また来週学校で会おう。


2006年08月20日(日)

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